狛山探索行
あくなき駒への こだわり には頭がさがります。駒を登りつくしたら、今度は 狛
駒から狛 全く困った人だ!(笑) 今度からこの方を ”お狛さん” と呼ぶことにします。
駒でなく狛名の山を探索しました。
『万葉集 6巻1058』に「狛山に鳴く時鳥泉河渡を遠みここに通はず」とあって
狛山や泉河(木津川)の様子がうかがわれる。
明治年代に返済された『帝國地名辞典』に、狛山《山城國相楽郡高麗村に在る
山、今神童寺山と称す。山中神童寺あり》とあったので、狛山は現在の京都府木 津川市にある。
11月8日(金)
木津川市の府立山城郷土資料館に立ち寄り、ここに、前記した万葉集の狛山の歌
碑がある。
当館にて狛山について教えを請うたところ、「狛山という特定のピークはない、
この地域の山麓と山々をまとめて狛山と云われている。木津川を挟んで鹿背山や
笠置山なども万葉集に唱われておりますが、それらの山も特定したピークは在り
ません」とのことだった。同じ唄われている筑波山や磐梯山などと比較出来ない
山とわかった。
1:25000地形図図幅「田辺」の山城町神童寺近傍に、標高205.6mの三角点記号が
ある。ここがこの付近の最高点なので、このピークを狛山として登ってみようと神童寺集落を経由して、すてきな名前の「桜峠」に至った。
この峠から地形図で約1cmなので、約250mの距離に205.6mのピークが在るはずだ
が、桜峠に立ったとき、孟宗竹の竹林、竹林と言うより孟宗竹の密林が四面に広
がっていて、この太い孟宗竹の密林が人間一人を入山させてくれなかった。
桜峠から戻って、山城町上狛の上狛蓮池と言う大きなため池近傍に駐車して、
地形図を頼りに前記最高地点を目指したが、途中で孟宗竹の密林に阻まれ、行った
り、戻ったりを再三繰り返して、地形図の補助点128mに至った。この地点は幅約
5m、長さ約20mのスペースだけ孟宗竹が少なく、太さ50~60cmぐらいの大きなド
ングリの木や雑木があった。
そして西側だけに展望があって、離れたところには
孟宗竹林が望見出来た。
ここから最高点まで約1kmだが目指すルートは全て孟宗竹の密林に覆われている
ので、ここで戦意喪失、竹藪漕ぎはもうやめて、ピンクテープを残して下山することにした。
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