駒ヶ根だより(6月)
6月の 駒ヶ根だより ”駒石仙人” さんから届きました。
6月12~21日を駒ケ根滞在としました。入笠山高原、長谷地区、坊主岳ジオツアー
、「三峰川石ころウォッチング」、早稲田大学高木ゼミ「断層の解剖」野外巡検などが
ありました。
月末の28-29日は南アルプス長衛祭(北澤峠開山祭)があります。
15日入笠山高原の入笠湿原に自生するクリンソウ、後ろはスズランの大群生地です。
15日12:30ころ、中ア・坊主岳頂上より木曽駒ヶ岳を望む。
15日07:00ころ、駒ヶ根山家より中ア・宝剣岳を望む。
17日05:30ころ、駒ヶ根山家より中ア・宝剣岳を望む。
太った「島田娘」も・・・
17日昼過ぎ、駒ヶ根市女沢林道に自生するヤマボウシ。
交流会
我が KFC は、2ヶ月に1回のペースで交流会を実施し、会員の活動を確認したり、今後の計画等を話し合ったりしています。
6月17日 いつもの場所(新橋 鳳龍)にて交流会です。
日向山ハイキング(その2)
矢立石駐車場に移動するも駐車場が満杯状態(すでに36台駐車)で駐車に手間取り、かなりのロスタイム。やっと登山開始。
日向山ハイキング(その1)
ベランダからは、正面に 甲斐駒ヶ岳
菅江真澄研究 第82号
菅江真澄研究会発行の「菅江真澄研究」第82号(平成26年5月31日)に
我がKFCから 3編の投稿がありました。
木本さんの「菅江真澄と飯綱信仰」(p39~46)と
小笹さんの「秋田県史跡になった菅江真澄のお墓」(p60~639) と
清水川修さんの「青森県下北郡佐井の渋田家に伝わる菅江真澄文書を読んで」
(p32~38)
3編です。
内容の濃い論考が登場しています。
ご興味のある方は下記アドレスまで問い合せして下さい。
午年の馬の話
6月11日、13:30より駒ヶ岳ファンクラブ相模支部主催の会長講演がありました。
地域の方々20名ほどとクラブ員7名で和やかな交流会ともなりました。以下のスナップ
をご覧ください。
信濃毎日新聞 取材記事
我がKFCで、「戸台の化石」保存会会長 ”駒石仙人” さんの取材記事です。
今年は、南アルプス国立公園指定50周年記念でもあり、5月24日には伊那市
で記念式がありました。信濃毎日新聞では「2014信州山イヤー[南アルプス次の半
世紀へー上・中・下ー]
」と3日連載で取材記事が掲載されました。ご笑覧下さい。
駒ヶ根だより(5月第3報)
我がKFCが誇る ”駒石仙人” さん。堂々のupです。
5月は、3回往復しましたが、26日~31日は気候もかわりやすく、伊那谷もいよい
よ初夏というところでしょうか。里山には山菜、亜高山に入ると高山植物の花も賑わい
始めています。良い季節になりました。
28日には、ウェストンの歩いた権現尾根五合目までを往復しました。
5月28日06時ころの駒ケ根山家より朝の宝剣岳(島田娘も見える)
5月28日昼ころ、中ア・権現尾根五合目より、権現山を見下ろす、
その先に伊那市が広がっている。遥かに伊那山脈や南アルプス北部霞んでいる。
二つの 御駒山
KFCが誇る 凝り性の塊 ”干支おじさん” による新作駒の発表です。
このたび、栗駒山火山外輪山の”御駒山”と花山湖近傍の”御駒山”を登りましたのでご報告いたします。
御駒山は、宮城県栗原市花山(旧栗原郡花山村)にあって、標高522m、山麓の花山湖を抱え込んだような大きな山である。
この山には2006年6月に登らせていただいたが、標高519.7mの三等三角点が設置されていたので、その地点で引き返してしまった。
その時に山頂に山名板も無いので不思議に思ったが、三角点標識を確認したので下山してしまった。しかし、この三角点の奥約150mぐらいのところに522mの別な山頂があるのではないかと、5月30日にあらためて標高522mの山頂(御駒様の祠があった)を目指して登った。
もう一つの御駒山は、高頭式編『日本山嶽志』本文の27ページに、
御駒山 羽後國雄勝郡陸前國栗原郡ニ跨ル、雄勝郡○○村字檜山臺[此村當時何村ニ附属スルヲ知ラズ、其近傍ト想ハル、東成瀬・皆瀬ノ二村役場紹會セシモ回答ナシ]ヨリ五里十八町ニシテ其山頂ニ達ス。
と記載されていて、高頭は御駒山について現在の成瀬村と旧皆瀬村(現湯沢市皆瀬)に問い合わせをしていた。
高頭の記載したこの御駒山は、私は前述した花山村の御駒山とずうと思っていたが、平成17年(2005)11月に日本山岳会創立100周年記念出版『新日本山岳誌』の365ページ「栗駒山」の説明文に、「……もっとも高い尾根を形づくる栗駒山から御駒山(1573m)、秣岳(マグサダケ 1424m)とつづく稜線が外輪山。」とあった。
地形図『栗駒山』を見ると、栗駒山の西に標高1573mの補助点標識の記号がある。その地点は秋田県雄勝郡東成瀬村、岩手県一関市、宮城県栗原市の区分点にもなっている。この分岐点が高頭式が探していた御駒山だと確信した。
栗駒山側から見るとお皿を逆さにしたような平原状の山で、ピークとは思えない山容であった。
写真説明(上から)
花山湖から見た御駒山(522m)
御駒山(522m)山頂
御駒山(1573m)山頂(補助点)
栗駒山側から見た御駒山(1573m)
御駒山から見た秣岳の雪形(馬でなく牛かな)